Institute of Chemistry Slovak Academy of Sciences
- スロバキア共和国 -
~糖・糖鎖化合物のプロ 1953年から培ったノウハウ~
糖のプロとして
1953年、医薬、生化学分野における糖質研究の目的で設立されました。設立当初より木材のセルロース、合成繊維の研究を行い、その後は単糖、オリゴ糖、多糖類、配糖体の合成を行っています。糖類の合成だけでなく、構造解析、機能的なメカニズムの研究も行っています。
糖質研究では世界トップクラスの人材を多く育成・輩出している糖質のプロフェッショナルです。医薬・化粧品分野の学会でも数多く研究成果の発表を行い、注目されています。
また長年培ったノウハウを活かし、商業目的でも糖類及び誘導体の合成の他、天然物からの前処理及び糖抽出など、分離技術の開発も得意としており、広範囲での要望に対応可能です。
当研究所では、モリブデンイオンを用いた触媒反応により、単糖類をエピマー化するBilik反応を1971年に発見した研究所としても知られています。
反応例: D-glucose + Mo(VI) → D-mannose)
特色
- ラボ合成からパイロットプラントまで、化学者自身が製造を行い、細心の工程管理で異物混入を防ぎます
- ターゲットとする新規糖・糖誘導体・糖鎖化合物の開発・製造方法の確立を行います
- スケールアップのプロセス(商業化を含む)の検討を行います
- スロバキア国立科学アカデミーとの提携により、最先端の技術で対応します
多岐の分析機器で対応
核磁気共鳴機器 (1次元、2次元) |
赤外分光分析器 |
質量分析計 (MALDI, EI, CI) |
GC |
HPLC | 旋光度計 |
構造決定・純度分析の難しい糖類。分析方法も多くのノウハウを必要とします。専門メーカーだからこそ豊富な分析機器、分析スタッフで対応します。
単糖からオリゴ糖、多糖まで対応
お客様のご希望に応じた保護糖、誘導体の製造検討が可能です。
単糖 | 二糖 | オリゴ糖 多糖 |
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その他
CAS No, | Chemical name | Structural fomula |
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- | 1,6-Anhydro-β-D-Glucopyranose | |
- | 1,6-Anhydro-β-D-Glucose 2,3,4-tri-O-acetate | |
- | Methyl 2,3-anhydro-β-D-Ribopyranoside | |
- | Methyl 2,4-di-O-acetyl-β-D-Xylopyranoside | |
- | Methyl 3,4-di-O-acetyl-β-D-Xylopyranoside | |
- | p-Nitrophenyl α-L-Arabinofuranoside |
商業スケール主要製品
CAS No, | Chemical name | Structural fomula |
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- | D-cellobiose (医薬品、化粧品用途) | |
- | D-Tagatose (医薬品、食品用途) | |
- | L-Lyxose (医薬品、食品用途) | |
- | L-Galactose | |
- | L- Arabitol (医薬品、食品用途) | |
- | L-ribose (医薬品用途) | |
- | D-turanose (食品、医薬品用途) | |
- | D-Melibiose (食品、医薬品用途) |