Drytech ドライテック - インド アカシアガム / アラビアガム (アジア最大)
世界最大規模の大型スプレードライヤーを有するDrytech社。 スケールメリットを最大限に活かした 同社のアラビアガム(アカシア・ガム)はアジア最大であり、その他の各種粉末素材も世界のグローバル企業への安定的なサプライチェーン先となっております。Drytech社
1994 年11月に顆粒商品の製造からスタートしたDrytech 社は現在、世界最大規模のスプレードライ設備を有し、幅広いスプレードライ原料を製造。
その用途は、医薬品から化粧品、栄養補強食品から一般食品、フレーバーから香料、飲料から菓子に至ります。100%オートメーション化された、厳しい品質・衛生管理の下で生産された製品は、アラビアガム (アカシアガム)、フルーツ・野菜・油脂パウダー、健康食品原料等、多岐にわたります。お客様に提供する商品の品質こそ、 Drytech 社の社是です。
そして現在、同社の設備は、各種粉末原料だけでなく、乳児用や介護用粉末栄養食品、粉末油脂、粉末飲料、粉末化香料等、世界のグローバルブランドの完成品の受託製造基地となり、各受託先の品質管理担当者も同社工場に常駐しており、まさに持続可能なサステイナブルなサプライチェーン先となっております。
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アラビアガム (アカシアガム・スプレードライ)
アラビアガム(アカシアガム)は、現在、医薬品、食品、香料、菓子、化粧品、健康食品、乳製品、飲料、ビール、ワイン、パンから印刷と、あらゆる業界で使用されている素材です。しかしインドでは、5,000 年の歴史を誇る伝統生薬・ア ーユルベーダの主要素材として、歴史的に食物繊維・ダイエタリーファイバーとして大量消費されていた素材。 伝統的にアフリカより大量輸入されておりますが、今ではインドのアラビアガムは一大産業となっております。
マイクロカプセル化、コーティング、乳化、増粘、結着、安定化、香料の風味調整、テクスチャの向上、フィルム形成、泡安定化、脂肪吸着、水溶性食物繊維など、幅広い機能性用途に使用できる素材して、アラビアガムは最適な原料です。
1) 高品質のアフリカセネガル産原料と買付競争力
同社の原料は、世界標準であるアフリカ・セネガルをメインとし、年契約で買い付けます。
アラビアガムとして年間 2,000 トン能力を満たす原料買付は、コスト的に大きな買付競争力をもたらします。
2) 高品質を経済的に生産
原料となるアラビア樹脂は、その色と透明度から原料段階で選別振分をし、透明度の高い高品質の原料、経済性の高い原料を加工処理前に分離します。混合原料でないことからどこにも負けない高品質と経済性の二面を可能にしました。その 後、粗挽き、溶解、熱処理、超高性能ろ過などの工程を経て、最後に世界最大規模のスケールでスプレードライされ、純粋なアラビアガムパウダーとなります。
製品
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DIESOL – 天然水溶性食物繊維 90%以上
水溶性食物繊維・DIESOLは、HACCPの管理下でアラビアガム (アカシアガム) より製造されたフレーバーや食品用ダイエタリーファイバーです。特徴
- 外観: 流動性の良い微粉
- 色: 白から淡黄色
- 味と香り: 無味無臭
- 水分 (105℃加熱): 10.0%以下
- 灰分 (8時間 @550℃): 4.0%以下
- 酸不溶性灰分: 1.0%以下
- 蛋白: 2.5%以下
- pH (25% 溶液): 4.10 - 4.80
- ブルックフィールド粘度 (25% 溶液、25℃、 30rpm、cps): 60 - 100
- 旋光度 (2% 溶液): 右旋性
- 繊維: 90% 以上
- 一般生菌数: < 1000 cfu/g
- 酵母 & カビ: < 100 cfu/g
- 大腸菌: 1g中、不検出
- サルモネラ菌: 25g中、不検出
- CAS番号: 9000-01-5
- CAS概要: Gum Arabic
- Legal status: 天然L: 適合
- Kosher認証: 適合
- Halal認証: 適合
- 包装: 25 kgs. net in HDPE laminated paper bag with HM liner inside
- 保管: 冷温・乾燥
- 保証期限: 特定の保存条件下で48か月
- Acacia種: Acacia Seyal (Talha) のみ
*PDFダウンロード DIESOL - SOLUBLE DIETARY FIBRE
アラビアガムの歴史
5,000年ほど前よりインドで既に消費されていたと言われるアラビアガム (アカシアガム) ですが、インドの食生活に定着したのは紀元前1,500年ほど前に遡ります。中央アジア(トルコ南東部・イラン西部) の草原地帯に自らをアーリア人 (アーリア = 高貴の意味) と称する民族が寒冷化の為、南への移動が始まり、やがて現在のパキスタン東部・インドへ定住し、これがヒンズー文化となります。その移動は遊牧生活を送りながらの長期となりながらも野菜不足にならなかったのは、野菜にに代わる食物繊維となるアラビアガムを食していたためです。 そしてその習慣はヒンズー文化として定着し、今でもさまざまな形でインド食文化に欠かせない食物繊維となっております。
特にインドでは主食の後に熱さによるエネルギー不足を補うために甘いデザートを食べる習慣があり、これらのデザートの多くがアラビアガムを含むものとなりました。 そして今も生野菜を食べることが少なく、ベジタリアンの国でありながら意外と繊維質の野菜摂取の少ないインドでは腸内菌叢を整える為に欠かせない食物繊維源となっております。